子どもたちの望ましい発達を促すためには、基本的な体験として『3つの体験』は必要不可欠です。
① 母子遊びの体験
まず最初に、母と子が遊びを充分楽しむという体験がなくてはなりません。子どもたちは、母子ふれあいの中で、遊びの基本的なルールや他人とのつきあい方の基本を身につけておかなければ、将来充実した遊びができるようにはなりません。しかし、母子遊びといっても、親子が一緒に何かをしていればよいということではありません。お母さんが仕事をしながら、あるいはテレビを観ながら相手をしているというのでは、本当の意味での母子遊びとは言えません。たとえ短時間でも、その時間は100%子どもとの遊びに打ちこもうという心構えで、童心に帰って、子どもとの遊びを楽しむことが大切です。